ジメジメとした空気、部屋にこもるにおい、乾かない洗濯物。
梅雨が来ると、どうしても家の中の空気が重たく感じてしまいますよね。
でも、湿気対策って「梅雨が来てからやるもの」と思っていませんか?
実は、梅雨に入る前にちょっとした準備をしておくだけで、快適さがぐんと違ってきます。
今回は、私自身が「やっておいてよかった!」と感じた湿気対策を5つ、ご紹介します。
どれも今日からできる、簡単なことばかりです。
1. 湿気は“来てから”じゃ遅い!梅雨前に準備する理由
湿気対策が「事後対応」になってしまうと、カビやにおいの発生源がすでにできてしまっていることも…。
だからこそ、梅雨入り前の乾燥した日を活かして、先手を打つのがポイントなんです。
たとえば――
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カラッと晴れた日に押し入れを開けて乾燥させておく
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洗面所や玄関マットを干しておく
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除湿グッズを“仕込んでおく”
湿気の季節を「快適に乗り切る」ためには、“湿気が来る前の空気を味方にする”という発想が効果的です。
2. 換気は“朝と夜”の2回で充分
「換気しなきゃ」と思っていても、ついつい後回しになりがちですよね。
でも実は、朝と夜の2回、短時間でしっかり風を通すだけで湿気対策には効果ありなんです。
✔ 朝:寝起き直後の部屋のこもった空気をリセット
✔ 夜:日中の生活でこもった湿気を外へ出す
窓を2か所開けて“空気の通り道”を作るのがコツ。
サーキュレーターや扇風機を併用すると、より効率よく換気できます。
3. 押し入れ・クローゼットの「風通し作戦」
梅雨時のカビ被害が多い場所といえば、押し入れやクローゼット。
ここは風が通りにくく、湿気がたまりやすい「危険ゾーン」です。
そこで有効なのが、風の通り道を意識した収納の見直しです。
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奥行きのある棚にはスノコを敷いて通気を確保
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衣類を詰め込みすぎず、“少し隙間”を作る
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湿気取り剤を“床と棚の2段構え”で設置
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定期的に扉を開けるだけでもOK
さらにおすすめなのが、「クローゼット用除湿シート」や「吊るすタイプの除湿剤」。
場所を取らずに湿気を吸ってくれるので、手間いらずで続けやすいですよ。
4. 除湿剤は“置くだけ”でも効果大!選び方と使い方
ドラッグストアや100円ショップでも買える除湿剤。
実は、置く場所と種類をちょっと意識するだけで、効果が倍増します。
【おすすめの使い分け】
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下駄箱・シンク下・本棚 → 炭タイプやコンパクトタイプ
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押し入れ・衣装ケース → 吊り下げ型やシート型
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室内の湿度管理 → 電源不要の「珪藻土スティック」や「除湿木炭」
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使い終わったら中の水が溜まっていることもあるので、梅雨前に“全交換”しておくと安心です。
5. 意外と見落としがちな「浴室と玄関」
最後に忘れがちなのが、湿気の出入口となる場所です。
▶ 浴室
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お風呂上がりはドアを開けて一気に換気
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カビ防止スプレーを“梅雨前に”1本使っておく
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排水口の掃除もこのタイミングで!
▶ 玄関
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濡れた傘は外にかけて乾かす習慣を
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靴を2〜3足だけ出しておく“ローテーション制”に
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玄関マットを除湿素材に変えるのも効果あり
この2か所は湿気がこもりやすく、においの元にもなりやすい場所。
梅雨前の晴れた日を狙って、一度しっかり乾燥させておくと違いが出ます。
まとめ|湿気対策は「大掃除より軽く」「毎日より効率的に」
湿気対策というと、何か大がかりな掃除をしなきゃいけないような気がしますが、
実は**「ちょっと先に仕込んでおく」だけで、日々のストレスがぐんと減る**んです。
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晴れた日に5分だけ換気する
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クローゼットに除湿剤を入れる
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除湿シートを敷いておく
こうした「先手のひと工夫」で、梅雨のジメジメはかなり防げます。
心地よく、無理せず、快適に。
湿気に負けない暮らしの準備、今のうちに少しずつはじめてみませんか?