冷蔵庫の前で立ち尽くす。 スマホを手にしたまま「何を見たかったんだっけ?」 部屋を移動したのに、目的がスルッと抜け落ちる。
そんな瞬間、増えていませんか?
もし「あるある」と笑えるなら、安心してください。 それ、きっとあなたの中に余白がある証拠です。
忘れっぽさ=劣化ではなく、優先順位の変化かも
年齢を重ねると「記憶力が落ちた」と感じることが多くなります。 でも、脳の容量は無限ではありません。日々の情報量が増え、優先順位がよりシビアになっているだけかもしれません。
- 仕事や家庭のこと、タスクが山盛り
- SNS、LINE、ニュース、YouTube……情報が常に押し寄せる
- 無意識に「重要度の低いことはスルー」している
つまり、“覚えていない”のではなく、“覚える必要がない”と判断されているのかも。
忘れたことより、思い出した自分を褒めたい
「あれ?何しに来たんだっけ?」と気づくことは、 ちゃんと“何か目的があった”ことを覚えている証拠です。
そして何より、
- 「なんか忘れてる気がする」
- 「あ、思い出した!」 と自分で再認識できるのは、脳が働いている証です。
完全に抜け落ちているのではなく、“記憶の引き出しを一度閉めていた”だけ。思い出せた瞬間をもっとポジティブにとらえてみませんか?
対処法より“笑い話”にしてしまおう
もちろん、忘れ物やうっかりミスが続くと困ることもありますが、 「自分ってダメだな」と思うよりも、 「またやっちゃった(笑)」と笑えるかどうかで心の軽さは大きく違います。
- 鍵を探してたのに、手に持ってた
- メガネを探してたら、かけてた
- エアコンのリモコンを冷蔵庫に入れてた
……誰しもそんな経験、あるはずです。
人と共有すれば、「わかるわかる」と会話が盛り上がるかもしれません。
ちょっとした工夫で“記憶のすり抜け”を和らげる
ユーモアで受け止めるのも大事ですが、ちょっとした対策も役立ちます。
- ToDoリストを見える場所に貼る:視覚で記憶を補助
- 「言葉にする」習慣:目的を口に出すことで記憶が強化される
- スマホのメモアプリやリマインダーを活用:忘れる前提で仕組みに頼る
“頼らずに覚えておこう”というプレッシャーを手放すことで、 かえって脳もスッキリ働きます。
まとめ:記憶がすり抜ける日々に、笑いと余裕を
記憶がすり抜けるような瞬間は、誰にでもあるもの。
それを「衰え」ではなく、「今は他のことを優先しているんだ」と受け止め、 思い出せた自分にちょっと拍手。
そして、時にはユーモアを添えて、笑い話にしてしまいましょう。
それが、毎日を少しラクに、そして豊かにしてくれるかもしれません。