「【重要】イオンカードからの重要なセキュリティ更新」 という件名でメールが届きました。
これは・・・
「イオンカード株式会社」を装った詐欺メールです。
メールの内容は「請求明細額を確認する」というものでしたが、クリックや入力をしないでください!
この記事では、「【重要】イオンカードからの重要なセキュリティ更新」というメールの怪しいポイントを解説していきます。
メールを受け取ったあなたの不安を解消できれは幸いです。
実際に届いたメール内容
件名: 【重要】イオンカードからの重要なセキュリティ更新
送信者:イオンカード <Robin-k4326@rodriguez-prove.nasilp.com>
11:29
本文:
【重要】イオンカード 本月の請求明細の確認
親愛なるお客様、
イオンカードをご利用いただき、誠にありがとうございます。お世話になっております。
この度は、お客様のアカウントに関する大切なお知らせがございます。お手数をおかけいたしますが、以下の内容をご確認いただき、請求明細の正確性をご確認くださいますようお願い申し上げます。
請求明細の概要
請求金額:59800 円
支払い期日:2024.02.25
請求内容の確認方法
請求内容をご確認いただくには、以下のリンクをクリックしてください:
請求明細の確認
もし何か不明点や誤りがございましたら、速やかに当社までご連絡ください。お客様の安全とセキュリティを最優先に考え、いつも信頼いただき誠にありがとうございます。
今後ともイオンカードをご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
よろしくお願いいたします。
イオンカード株式会社
カスタマーサービス部
ここまで
以上がメールの内容でした。
「【重要】イオンカードからの重要なセキュリティ更新」という件名のメールが怪しいポイント
宛名が書かれていない
個人名の宛名がかかれておらず、
「親愛なるお客様、」となっています。
予想するに、外国人が使う変な日本語の使い方ですね。
送信元のメールアドレスが怪しい
送信者:イオンカード <Robin-〇〇〇@rodriguez-prove.nasilp.com>
となっていました。
※〇〇〇は私のメールアドレスの一部が使われていました。
イオンファイナンシャルサービスから送られてくるドメインは以下になります。
statement@email.aeon.co.jp | Web明細ご利用による請求額案内メール |
実際にそれ以外のドメインから送ってくることはないでしょう。
差出人は 「イオンカード」となっていますが、差出人の名称は送信人が自由に変えられるので、差出人だけを見て信じ込まないようにしましょう。
本文の日本語がおかしい
「本月の請求明細の確認」
「親愛なるお客様、」
「イオンカードをご利用いただき、誠にありがとうございます。お世話になっております。」
「お客様の安全とセキュリティを最優先に考え、いつも信頼いただき誠にありがとうございます。」
不自然な日本語です。
そもそも「イオンカード株式会社」は存在しない?
現在、イオンカードを管理管轄している会社は
「イオンフィナンシャルサービス株式会社」となっています。
「イオンカード株式会社」の「カスタマーサービス部」は存在しません。
スマホのアプリやプラウザのブックマークで状況確認
あなたの個人情報を確認するかのようなメールは、宛名が個人名でない場合は、詐欺メールを疑ってください。
メールのリンクをクリックせずに、イオンカードのホームページからマイページにログインして状況を確認してください。
ホームページからログインする場合、いつも使っているブックマークを使うなど、信頼できるプラウザからログインしてください。
本当にあなたの情報確認が必要であれば、マイページで確認できるはずです。
今回のようなメールを見ても慌てず行動してください。
もし個人情報を入力してしまったら
もし誤って、クレジットカード情報や住所、名前、電話番号などを入力してしまったら、
まずは、クレジットカード会社に連絡してください。
カード会社に連絡することで、カード会社が対応してくれます。
注意点が1つあります。
それは、クレジットカードの裏面にサインが無いと不正利用されても保障されない可能性があるので必ずあなたが署名しておいてください。
住所や氏名、電話番号などを入力してしまったら、それを取り消すことはできません。
個人情報が相手に漏れたことで不審なメールや電話に気をつけるしかありません。
クレジットカードの利用停止をすることが、あなたができる数少ない手段なのです。
繰り返しますが、個人情報入力後に届くメールが怪しいと思ったら、すぐにカード会社に連絡しましょう。
「【重要】イオンカードからの重要なセキュリティ更新」という件名のメールは詐欺メールです!のまとめ
このメールが詐欺メールだと疑うポイントは4つありました。
・宛名が書かれていない
・送信元のメールアドレスが怪しい
・本文の日本語がおかしい
・そもそも「イオンカード株式会社」は存在しない
もう一つ付け加えるならば、そもそも私自身、イオンカードを持っていません。
しかし、
普段利用しているイオンカードの請求額が、身に覚えのない金額だと慌ててしまいますよね。
その請求内容を確認させるのが目的だと思われます。
スマホのアプリやブックマークしてある信頼できるサイトがらログインして確認してください。
決してリンクをクリックしないようにしてください。